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熱海・伊豆下田観光 [国内旅行]

2013年10月8日(火)曇後晴

朝4時過ぎに起床。
なんでこんなに早く起きたかとゆうと、朝日が見たかったからです。
旅館から海岸まで徒歩3分ほどです。
朝の涼風が肌に気持ちいいです。

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雲がありますが、これが逆に日の光を受けて刻々と色が変わる様が綺麗です。

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そして、ご来光です。
息を呑むような美しさです。感動です。

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輝く海面に羽根を休めようとするカモメ。

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朝焼けの中を飛翔するカモメ。
生きとし生けるものに愛おしさを感じる瞬間です。
今日も一日楽しく旅をしましょう。

旅館に戻り朝食をいただいて、
チェックアウトを済ませてから、起雲閣に向かいます。
旅館から歩いて5分ほどです。

起雲閣は、1919(大正8)年に別荘として築かれ、岩崎別荘、今はなき住友別荘とならび、「熱海の三大別荘」と賞賛された名邸が基となっています。1947(昭和22)年に旅館として生まれ変わり、2000(平成12)年より観光施設として公開されています。

起雲閣に着いたときは、まだ開館前だったのですが、
係りの人が門を開けてくれて、室内以外だったら見学してもいいと言ってくれました。
親切に感謝です。

そして開館時間になって、中へ。

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まずは、「麒麟」です。1919年に建てられました。
ボランティアのお姉さんが説明をしてくれます。
日本の伝統的な建築美と、贅を尽くした建材等に目を奪われます。
床の間に床柱がないのが珍しいです。

最初の持ち主であった「内田信也」が実母の静養の場所として建てた別荘ですが、
座敷の周囲を座敷と同じ高さに揃えた畳廊下で囲む造りは入側造(いりかわづくり)といい、
車椅子で生活していた実母に対する内田信也の思いやりと考えられます。
昔の金持ちは、金の使い方が素晴らしいです。

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麒麟の二階は、「大鳳」となっています。
こちらも赴きのある部屋です。

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障子のさんが、節のある竹で作られていて、細かいところまで心配りされた部屋です。
旅館時代に太宰治が宿泊したそうです。
山崎富栄と泊まったそうですが、この部屋で何を語ったのでしょうね。

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玉姫です。
根津嘉一郎により1932(昭和7)年に建てられた洋館です。
アールデコの装飾が綺麗です。

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玉渓です。
こちらは、英国のチューダー様式を用いてヨーロッパの山荘風になっています。

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ローマ風浴室です。
テラコッタの湯出口、浴槽まわりに敷かれた木製タイルなどなど、贅を尽くしています。

もっとゆっくりと見たかったのですが、先もありますので、1時間あまりで見学終了です。
伊豆下田は明日、見学する予定だったのですが、
台風の影響で天気が悪そうなので予定変更して今日、見学することに。

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JRに乗って伊豆下田へ向かいます。途中から伊豆急行線へと乗り入れます。
伊豆急下田に到着。約1時間半の列車の旅でした。

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伊豆急下田駅には、坂本龍馬の龍馬くん地蔵がありました。
振り上げている龍馬の拳をなでると幸運が?あるやらないやら。

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徒歩での観光です。
まず訪れたのは、宝福寺です。
ここは、唐人お吉が眠る古刹で、お吉ゆかりの品が展示されています。
お吉には興味がなかったのでパスしたのですが、
勝海舟と山内容堂が、坂本龍馬の脱藩赦免のために会見した場所と後で知り、
見ておけばよかったと後悔しました。残念。

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了仙寺です。
1854(安政元)年3月、ペリー提督と日本全権林大学頭との間で日米和親条約が締結され、
それに続いて細かい取り決めを含めた下田条約が5月にこの寺で調印されました。
境内には黒船美術館があり、黒船・開国の資料が展示されています。
最初に15分間、解説の映像があり、当時の様子がよく分かります。
入場料は500円です。

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ペリーロードです。
ペリー艦隊が下田に上陸し、了仙寺までの約700mを歩いた通りです。
かつての花街の面影が残っていて風情があります。
こうゆうところを歩いていると、ウキウキします。

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下田公園内にある、開国記念碑です。
ペリー提督とハリス領事のレリーフ像に、2人の言葉が刻まれています。

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ペリー上陸の碑です。
この地にペリー艦隊が上陸しました。
当時の人の驚きは、如何様だったでしょうか。
そんな想像をするのも、歴史の楽しみの一つです。

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下田を観光地に選んだのは、古い町家を見たかったからです。
松本旅館です。
安政の津波で流されなかった数少ない当時の建物です。
戸数875戸のうち841戸が流失全壊、30戸が半壊、
無事の家はわずかに4戸しか残りませんでした。合掌。

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石原家です。
明治初期の建物で、なまこ壁がきれいに保存されています。

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加田家です。
明治末の建物です。
なまこ壁と伊豆石の部分がうまく調和した建物です。

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南豆(なんず)製氷です。
大正時代の面影を伝える貴重な伊豆石の建物で製氷をしていました。
改装中なのが残念です。

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港まででたら、サスケハナ号が停泊していました。
下田港をめぐる遊覧船です。
この日の営業は終了していました。

下田は観光客が、めっちゃ少なくて、
お土産屋さんも閉まっているところが多く、開いていても16時で営業終了です。
歴史や坂本龍馬のファン、古い建物が好きな人には魅力があるところだと思うのですが・・・。
そんな人は少ないんでしょうか?
熱海と比べて、あまりにも閑散としていて、ちょっと寂しくなりました。

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宿にチェックインして、今日も今日とて宴会です。
昨日ほど豪華ではないですが、金目鯛鍋です。
下田港は、金目鯛の水揚げ量が日本一だそうです。

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ここの旅館でも、熱海ビールはありませんでした。
伊豆ラベルビールですが、中身は普通のビールでした。

下田の温泉は、熱海と似た泉質で、さっぱりとしたいいお湯でした。
明日は台風は、どこへ行くのでしょう?

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