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名古屋・清洲城と知多半田 [国内旅行]

2017年10月7日(土) 雨のち曇

3連休を利用して名古屋へ行くことに。
去年と同じく、ぷらっとこだまで行こうと思ったのですが、予約が取れず。
どうしようかと思案していたら、新幹線自由席用早特往復きっぷとゆうのを見つけました。

新幹線自由席用早特往復きっぷは、東海道新幹線を「のぞみ号」「ひかり号」「こだま号」の自由席で往復できる割引きっぷです。1ヶ月前から販売していて、販売初日に買いにいったら購入できました。有効期間は3日間で、3日以内に往復しなければなりません。料金は9150円です。

とゆうわけで無事、名古屋へ出発。

新大阪始発の便で、さらに「こだま号」にしました。
自由席の車両数は、のぞみが3両、ひかりが5両、こだまは10両と自由席のほうが多いです。
出発5分くらい前に乗りましたが、車内はガラガラでした。

名古屋駅のコインロッカーに荷物を預けようと思ったのですが、駅構内のロッカーは空きがなかったです。
3連休なので人出が多いようです。

まずは、清洲城を目指します。
JR、名鉄、どちらでも行けますが、駅からは少し歩きます。

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清洲古城跡にある、「織田信長公をお祀りした小社」です。
ひっそりと建っています。

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清洲城です。
「千と千尋の神隠し」に出てくる「油屋」のモデルになったとの話もありますが、似ているとは思いませんでした。

会社の人に清洲城を見に行くとゆうたら、なんでそんなとこに行くねんと突っ込まれましたが、城内は映像メニューなど豊富で歴史が分かって楽しいです。「清洲会議」の解説もあり興味深かったです。入場料は300円です。

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天守閣からの眺めです。
名古屋駅から近いです。

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新幹線に乗っていると清洲城がよく見えます。
とゆうことは、清洲城からは新幹線がよく見えます。

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清洲公園にある、「信長公出陣の像」です。
信長公が弱冠27歳の時に、清州城より桶狭間へ向かって出陣せんと、意気すでに今川の大軍を呑んでいるところを表現した像です。首にかけた数珠は、味方の士気を大いに高めたと言われています。
信長公の視線は桶狭間を向いています。
美濃斉藤道三の娘の濃姫が出陣を見送っています。

名鉄に乗って、有松に移動です。
有松は江戸時代の面影を残す町です。

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服部家住宅です。
荷造りのための作業場や倉庫群がある有松の絞り問屋を代表する建物で、屋号を「井桁屋」としていました。江戸末期から明治元年までに建てられたものと伝えられ、1964(昭和39)年に愛知県指定文化財となっています。

主屋は木造2階建の塗籠(ぬりごめ)造、たちの低い2階は虫籠(むしこ)窓になっていて卯建(うだつ)があがっています。

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有松山車会館の見学です。入場料は200円です。
唐子車山車です。
有松には東町の布袋車(ほていしゃ)、中町の唐子車(からこしゃ)、西町の神功皇后車(じんぐうこうごうしゃ)の3台の山車があり、ここでは1年交代で1台ずつ展示されています。

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竹田家住宅です。
主屋は1階が連子(れんじ)格子、2階は虫籠(むしこ)窓のある黒漆喰の塗籠(ぬりごめ)造、腰は海鼠(なまこ)壁で土蔵も黒漆喰塗りです。

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のれんは、有松絞りで出来ています。
有松絞りの歴史は、尾張藩が有松絞りを藩の特産品として保護し、竹田庄九郎を御用商人に取り立てたことからはじまりました。

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岡家住宅です。
1階は連子(れんじ)格子と海鼠(なまこ)壁、2階の窓は虫籠(むしこ)窓の塗籠(ぬりごめ)造りとなっています。

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小塚家住宅です。
主屋1棟・蔵2棟・茶室1棟の構成で、連子格子・なまこ壁・虫籠窓・塗ごめ造り・卯達が見事なまでに整った建物です。

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祇園寺の境内です。
33観音石仏がありました。

有松は、こじんまりとした町ですが、古い町並みが好きな人にはお薦めです。
また、重要伝統的建造物群保存地区に指定されていますが、愛知県では有松と足助の2箇所だけです。

名古屋に戻ってきて、宿へ。
去年と同じく、第2松竹梅ホステルにしました。
男性専用のホステルで、トイレ・シャワー共同のシングルルームです。
1泊、2674円です。去年より211円高いです。時期によって値段が変わるのでしょう。

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名古屋駅の近くにある居酒屋へ。
朴葉味噌焼です。
お酒がすすみます。

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大アサリ焼です。
カウンターだけの小さな店ですが、地元の人がたくさん来ていて、料理はどれも美味しく良心的な値段のええ店でした。

2017年10月8日(日) 晴

今回、名古屋に来たメインの目的は、「長沢芦雪」を観るためです。
会場は、愛知県美術館です。

10時からの開場で、10分前に着きました。
100人も並んでいなくて、メッチャ人気とゆうほどでもないです。
その分、ゆっくり観られていいです。

長沢芦雪は、円山応挙の弟子で、師とは対照的に、大胆な構図、斬新なクローズアップを用い、奇抜で機知に富んだ画風を展開した「奇想の絵師」の一人です。

芦雪は、応挙に何度も破門されたそうですが、真面目な応挙にとって、ちょけたところのある芦雪の言動が気に入らなかったのかもしれません。
同じく、ちょけたところのある私は芦雪の作品を観て、好きになりました。

長沢芦雪展、素晴らしかったですが、昨夜飲み過ぎて、ボォーッとしながらの鑑賞で、美術鑑賞の前は飲み過ぎ注意です。

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会場を出たところで記念撮影です。

昨日の有松に続いて、古い町並み散策です。
名古屋市内にある、「文化のみち」に行きます。

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旧豊田佐助邸です。
豊田佐助は、発明王・豊田佐吉の弟で佐吉を支えた実業家です。当時、長塀町に佐吉邸、白壁町に豊田喜一郎邸と豊田利三郎邸もありましたが、現存するのはこの佐助邸のみでる。佐助邸は、大正12年(4年の説も)に建てられた白いタイル張りの木造の洋館と広い間取りの和館で構成されています。

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欄干が波打ったデザインで、オシャレです。
ガウディを連想しました。

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お隣にある、旧春田鉄次郎邸です。
アールヌーボーの余韻漂う洋風数寄普請。陶磁器貿易商として成功し、太洋商工株式会社を設立した春田鉄次郎が武田五一に依頼し、造った住宅と言われています。 春田邸は昭和22年(1947)から昭和26年(1951)まで米軍第五航空隊司令部により一時接収されました。
1階は、レストランになっていて、この日は結婚式のパーティが開かれていました。

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文化のみち橦木館です。
大正末期から昭和初期にかけて建てられた、陶磁器商として活躍した井元為三郎の旧邸宅です。

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手吹きによる歪みのある窓ガラスや、さりげなく使われているステンドグラスが綺麗です。
戦災でこの建物の前までは焼け野原になったそうです。

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文化のみち二葉館です。
日本初の女優と謳われた川上貞奴と、 電力王と称された福沢桃介が、大正から昭和初期にかけて暮らしていた邸宅を移築・復元しました。

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螺旋階段が素晴らしいです。
映画のセットのようです。今にも、そこから女優がおりてきそうな雰囲気です。

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大広間南側にある「踊り子」。天女が躍るようなデザインはライトを浴びて舞台に立つ貞奴をイメージしてつくられたものでしょうか。

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こちらは、大広間西側にある「初夏」と題されたもの。水辺に咲くシャクナゲやユリなどの花を色彩豊かに描いた美しいステンドグラスです。

「文化のみち」は、名古屋城から徳川園に至るエリアです。
今日は、白壁町・主悦町・撞木町を散策しました。大正ロマンの風情が残る町並みが素敵でした。
訪れる観光客は少ないですが、外国人の方が訪れていたのには、感心し嬉しかったです。

2017年10月9日(月)曇

宿をチェックアウトして、名鉄で知多半田へ。

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知多半田駅の近くにある、旧中埜家住宅です。
中埜家は近世以来の旧家で、住宅は第10代中埜半六が別荘として建てたものです。
木造煉瓦造の2階建、屋根は天然スレートで葺いています。寄棟造の大屋根と複数の切屋根、ハーフティンバーの壁面により、変化に富んだ外観となっています。中は見学できません。

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國盛酒の文化館です。
1985年、中埜酒造(株)が新工場を完成、稼働したのを機に創設したお酒の博物館です。
見学は無料ですが、予約が必要です。

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蒸米・放冷(むしまい・ほうれい)です。
甑(こしき)に米を運び入れ、大釜で蒸します。蒸し加減は、蒸米の一部を手に取り「ひねり餅」にしながら確かめ、蒸米を分司(ぶんじ)でひろげ、用途に合わせて冷やします。

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酛づくり(もと)です。
麹・蒸米・良質の水を一定の割合で半切(はんぎり)に分けます。
杜氏たちは酒づくり唄に合わせて櫂(かい)でゆっくりとていねいにかきまぜます。

酒造りの様子がジオラマで展示されています。
ゆっくりと見たいのですが、説明のお姉さんが早く進んでいくので、ゆっくりと見る時間はないです。

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燗付器です。
中にお湯を入れて、その周りをお酒がめぐって温める仕掛けになっています。
面白いですが、温度調節が、ほぼ一定になるので、お燗番がつけるほうがいいと思います。

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アミダです。
酒造道具や材料の上げ降ろしに使っていました。
阿弥陀さんの光背に似ているので、この名前がつきました。

見学のあとは、お楽しみ試飲タイムです。
3種類のお酒を試飲しました。ここでしか手に入らない物もあり、食指が動きましたが、生酒で保存がきかないので購入しませんでした。

國盛酒の文化館の見学が終わって、次はミツカンミュージアムの見学です。
2時間ほど、時間があるのでブラブラと散策です。

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ちょっと遠かったですが、半田赤レンガ建物まで歩きました。
半田赤レンガ建物は、明治31年(1898年)にカブトビールの製造工場として誕生。明治時代に建てられたレンガ建造物としては日本で五本の指に入る規模を誇りました。ビール工場の遺構は現存数が極めて少ないため、その意味でも貴重な建造物です。

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元の場所に戻ってきて、小栗家住宅です。
明治初年頃の建築と推定される主屋は、寄棟造り棧瓦葺の屋根を持つ二階建の建物です。
二階の床を支える太い梁材には、縦縞状についた筋目が目立ち、正面には2間幅の堂々たる式台が望まれ、同家の格式を高めています。

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今回、名古屋に旅に来た2つ目の目的、ミツカンミュージアムです。
仕事関係で、この建物を目にして観たいと思ったのと、展示が面白そうと思いました。
のれんが下がっているのが美しいと思ったのですが、ハロウィンバージョンで、のれんはなかったです。

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ミュージアムの見学は予約制で、時間があったので近くの半田運河をブラブラと散策。
気持ちのいい風景です。

予約時間まで、まだ時間があったのですが、中の展示を見ようと思ったら、30分前の見学に空きが出来たので早目に見学させてもらえました。ラッキーです。入場料は300円です。

ミツカンミュージアムは人気で、私が1ヶ月前くらいに予約したときは、12時30分の見学しか空きがありませんでした。早目の予約をお薦めします。

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まずは、「大地の蔵」です。ここは江戸時代の酢造りと現在の醸造の様子を見られる場所です。

半田市のある知多半島は、江戸時代から日本有数の酒造り地域で、酒以外にも、味噌や醤油、酢などの醸造品も作られてきました。ミツカングループの創業家である中埜(なかの)家も、もともとは酒造りをしていて、酒造りの過程で余る酒粕の有効利用として酢造りを始めたということです。

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このフロアでは最後に「フロアの真ん中に置かれた大きな桶を覗いてみてください」とガイドさんが呼びかけて、「3、2、1」とカウントすると・・・、見学者の「おぉ!」という驚きとともに桶の中に現れたのは、現代の酢造りのフロアです。なかなか憎い演出です。

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「風の回廊」と呼ばれるエリアです。
半田市の懐かしい情景が収められた写真を見ることができます。
フロアの中央に飾られたのれんが美しいです。半田の山車31台分の法被をモチーフにして作られています。

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暗いなかを、「時の蔵」に入っていくと、光がさして巨大な船が現れます。
江戸時代に半田から江戸まで酢などを運んだ「弁才船(べざいせん)」を実寸大で再現したものです。長さ約20m、重さ約20t。これでも当時は小型だったとのこと。

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時の蔵」の壁には、ミツカングループの歴史が絵巻物のように描かれています。
19世紀初頭の江戸で現代の握りずしの原型である「早ずし」が誕生した頃、「早ずし」に合う酢として江戸で販路を拡大していったそうです。米酢よりも安く、甘みと旨味のある粕酢は、江戸の有名すし店も使うほど人気だったそうです。

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お馴染みのミツカンマークですが、創業家の中埜家の家紋からミツカンを考案しました。
中埜家の家紋は、三本線を〇で囲んだものです。この三本の線を「ミツ」とよみ、〇を「カン(環)」とよんで合わせて「ミツカン(三ツ環)」となったそうです。
なお、現在のミツカンマークの上の三本の線は、お酢の命と言われる「味」「きき」「香り」を表わし、下の「まる」はそれらを「まるくおさめる」という意味も込められています。

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弁才船に、みんなで乗り込んで江戸時代にタイムスリップです。

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今は、2017年10月9日12時46分。

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江戸時代の風景が次々と現れます。
風が吹いて映像と相まって、迫力があります。

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見学を終えて、「光の庭」エリアへ。
目の前に広がる膨大な数の握りずし。
その名も「すし大陸」。20種類以上の握りずしが1,000貫以上並ぶ光景は楽しいです。

他にも、すし屋になって、紙粘土をしゃりに見立てて、すしを握ったり、記念撮影が出来ます。
子供さんは、一番楽しいエリアかと思います。

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ここでも、ハロウィンの飾りつけで季節感を表していました。
ミツカンミュージアム、いろいろと楽しい仕掛けが一杯で勉強にもなり、お薦めです。

半田での観光も終え、帰路に着きました。
ミツカンミュージアムの見学が早目に終わったので、帰る時間も早目になりました。
新幹線は自由席ですので、こうゆう時間変更には対応できるのはメリットだなと感じました。
名古屋から座れるかなと思いましたが、のぞみでも自由席は空いていて、新大阪まで楽につきました。

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潜水士 試験 結果発表 [資格取得]

2017年11月2日(木)

今日は先日試験を受けた「潜水士」の結果発表の日です。
近畿安全衛生技術センターのホームページで確認しました。

自分の番号があるのを確認して、ほっとしました。
2年振りの資格試験で、いまいち勉強のはかどりが芳しくなかったですが、
合格できてよかったです。

合格率は驚きの89%!
若くてやる気のある受験者が多かったのが要因かと思います。

この免許を今の仕事で使うことはないでしょうが、上司からおめでとうと言われて、
勉強してよかったなと感じました。

来年は、何を受験しようか、興味を引くものを探そうと思います。

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潜水士 試験 [資格取得]

2017年10月22日(日)雨

潜水士の試験を受けに行ってきました。
試験会場は、大阪市立大学です。
安全衛生関係の試験は、本来は加古川で行われるのですが、出張特別試験とゆうのがあります。
出張特別試験とゆうのを知らなくて、ボイラーは加古川まで受けに行きました。
会社の人に教えてもらって、大阪での受験です。

この日は台風21号が近づいていて交通機関が心配でしたが、試験開始の10時に間に合いました。

潜水士の試験会場は、2つに別れていました。
受験者数は190人くらいです。

私の教室には100人の受験者がいましたが、受験者は若い人が多かったです。
私のようなロートルは数えるほどでした。
女性は2人くらいいてました。
必要性にかられての受験者が多いのでしょうか。

潜水士の合格率は80%くらいと高いです。
優しいとゆうのもありますが、真剣に受けている人が多いのも一つの要因かなと感じました。

問題には計算問題があって、計算機使用可なのですが、ほとんどの人が計算機を持参していなかったです。みんな頭がいいんでしょうか。

試験内容は、潜水業務(30点)、送気、潜降及び浮上(25点)、高気圧障害(25点)、関係法令(20点)となっています。各項目が10問の合計40問になり、100点が満点になります。4つの項目すべての合計点が60点以上で、各項目の点数が40点以上が合格の条件になります。

過去の問題が繰り返し出題されますので、過去問をみっちりとやれば、そんなに難しい試験ではないです。

試験は午前と午後に別れています。午前は、「潜水業務」と「送気・潜降および浮上」です。
午前は10時から12時までの2時間です。
問題は5者択一になっています。
読めば、すぐに答えられる問題で、15分ほどで全問解答できました。

1時間経てば退席できます。
昼休憩は1時間半ありました。

13時30分から午後の試験開始です。
午後は、「高気圧障害」と「関係法令」です。
午前と同様、15分くらいで全問解答できました。
午後は30分経てば退席できます。

台風が近づいているのもあり、早目に退席しました。
試験問題は持ち帰り禁止ですので、自己採点は出来ません。

この日は、衆議院選挙の日でもありました。
帰り道に投票所がありましたので、風雨が強いなか、投票に行ってから帰路につきました。

合格発表は、安全衛生技術試験協会のホームページで11月2日に行われます。
去年は仕事が忙しくて、何も資格試験を受けませんでした。
2年振りの資格試験、合否を楽しみに待ちます。

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東京・川越 [国内旅行]

2017年1月7日(土)晴

全日空のマイルの期限が迫ってきて、どこかに行こうと思って12月に新潟行きを予約したのですが、急に仕事が入ってキャンセル。寒さも増してきたので、東京行きにしました。

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伊丹〜羽田間のフライトです。
富士山が綺麗に見えていました。
隣に座っていた女の子は、2歳で初フライトです。
離陸の時は泣いていましたが、あとは大人しくて堂々とした初フライトです。

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先ずは、上野の東京国立博物館へ。
デトロイト美術館展も考えたのですが、派遣先の社長が毎年、東博の「博物館に初もうで」に行っていて、素晴らしいとゆうてたので東博にしました。

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階段を上がると生花が。
お正月らしくていいです。

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長谷川等伯の「松林図屏風」、国宝です。
「美術史上日本の水墨画を自立させた」と称される作品です。
静謐な空気感がいいです。
写真撮影はあかんと思っていたので、カメラを持参していませんでしたので、ipodで撮影しました。

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秦意冲の作品です。
若冲みたいでええなぁと思って見ていたら、若冲の弟子のようです。

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恵比寿、大黒天、福祿寿の三福神が吉原の花魁たちと遊んでいる場面です。
絵巻になっていて見ていて楽しい作品です。

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池大雅の作品です。
竹が生き生きと描かれていて、ええなぁと感じました。

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渡辺省亭の作品です。
赤坂迎賓館の花鳥の間に飾られている七宝焼の花鳥画の下絵です。
赤坂迎賓館に行く前で、下絵が見られて嬉しかったです。

もっとゆっくりと見たかったのですが、赤坂迎賓館の予約の時間が迫ってきました。

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赤坂迎賓館の前庭です。
去年の4月に訪れた所です。

去年は迎賓館内には入れなかったので予約を取りましたが、入場者が少なく、入場制限はありませんでした。予約を取る必要はなく、ちょっとがっかりです。東博で、ゆっくりしたかったです。

入場料は¥1,000です。

館内は撮影禁止です。
見学者から、凄すぎるとの声も聞こえましたが、私は華美になりすぎず、日本らしい奥ゆかしさと落ち着きを感じました。

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館内の見学を終えて、主庭です。

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前から行ってみたかった、根津美術館です。
入口を入ると竹の回廊が続いています。
場所は表参道なのですが、異空間にいるような気分になります。

尾形光琳の燕子花図が見たかったのですが、コレクション展だけで常設展はありませんでした。
「染付誕生400年」が開催されていました。
日本では今からおよそ400年前の元和2年(1616)、朝鮮半島より渡来した陶工・李参平によって、肥前(現在の佐賀県)の地でその焼成に成功したのが始まりとされています。そして肥前磁器は「伊万里焼」として、染付や白磁、青磁や色絵へと飛躍的に発展し、江戸時代を通して隆盛を極めます。
あんまり興味はなかったのですが、勉強になりました。

今回の宿は、入谷にある「1 ナイト 1980 ホステル」です。
カプセルタイプの宿です。1泊、¥1,980ではなく¥2,271でした。
ベッドメイクを自分でしなくてはいけないのが、ちょっと面倒です。

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宿の近くの居酒屋へ。
桜鍋です。割り下を使っていて、味噌も少し入っています。
馬肉は柔らかくて美味しいです。卵を付けてすき焼きみたいに食べます。
店内には、DeNAの山崎選手のアマチュア時代のサインがありました。野球好きには、ちょいと嬉しいです。

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栃尾あぶらげです。
前から食べてみたかったのですが、東京で食べられるとは以外でした。
酒のあてにいいです。

2017年1月8日(日)曇後雨

今回、東京を旅先に選んだ目的の一つが川越見学です。
以前から行きたかった町です。
東京からは1時間くらいで行けます。

今日の天気予報は下り坂なので、写真を撮りたいところを先に見ていきます。

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先ずは、洋館巡りです。
川越商工会議所です。古代ギリシャのドリス様式が取り入られています。
建てられたのは、昭和3年(1928年)。武州銀行川越支店として前田健二郎という方が設計しました。その後昭和45年(1970年)に川越商工会議所が譲り受け、現在も現役で使われています。

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旧山吉デパートです。
ルネッサンス様式を基調とした外観です。2階正面には4本の柱(イオニア式)が並び、唐草のレリーフがはめ込まれています。保岡勝也の最晩年の建築とされています。

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埼玉りそな銀行川越支店です。
鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て、塔屋・金庫室付の建物で、塔尾の先端までの高さは25.2mあります。ルネサンス様式を基調としながら、ゼブラ模様の付け柱やアーチ部分がサラセン風にデザインされています。こちらも、保岡勝也の建築です。

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洋館も素晴らしいですが、川越で一番有名なのは、蔵造りの町並みです。一番街通りです。

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時の鐘です。
城下の頃の面影を残す建造物で、江戸時代初頭から城下の町に時を告げ、庶民に親しまれてきた鐘つき堂です。 今から約400年前、当時の川越藩主だった酒井忠勝(さかいただかつ)によって創建されたといわれています。

本来、午前6時・正午・午後3時・午後6時の1日4回鐘の音が鳴るのですが、耐震工事中で聞けませんでした。明日から鐘の音は再会されるそうです。残念。明日は成人式で、振袖姿の女性が写真を撮っている姿も多かったです。

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大沢家住宅です。
一番街に並ぶ蔵造り建築の中で最も古く、呉服太物を商っていた近江屋半右衛門が1792(寛政4)年に建てた蔵造りのお店です。

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ちょっと移動して、喜多院です。
江戸城から豪華な壁画や墨絵で装飾された「客殿」と呼ばれる家光誕生の間や、3代将軍家光の乳母として知られる春日局が使用していた「書院」と呼ばれる春日局化粧の間などが移築されました。それらを見たかったのですが、正月のお参り?の方が長蛇の列で、諦めました。

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喜多院にある五百羅漢です。
日本三大羅漢の一つです。538体の羅漢が並んでいます。
メガネをかけた羅漢もています。

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内緒話をしているのかな?
いろんな表情があって、見ていて面白いです。

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川越氷川神社、高さ15mの明神型の大鳥居です。
社号額は勝海舟によるものです。
人形流しが行われていて、こちらも人人人です。

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川越城本丸御殿です。
嘉永元年(1848)、時の藩主松平斉典が造営したもので、武家風の落ち着いたつくりが印象的な江戸時代17万石を誇った川越城唯一の遺構です。

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川越城本丸御殿の前にある、三芳野神社です。
童謡「とおりゃんせ」の発祥の地とだと言われています。改装中でした。

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川越まつり会館です。
高さ8mの山車が並んでいます。
二重のあんどん(鉾)を組み、上層に出る部分と人形は、それぞれ迫り上げ式のエレベーター構造になっています。本来、これは城の門をくぐる際に伸び縮みできるようにした仕掛けです。
鉾の前に唐破風か欄間を乗せた舞台(囃子台)があり、多くの山車はせいご台の上で360度水平回転する回り舞台になっていて、これは他では見られない特色です。

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この日は、お囃子の実演が行われていました。
久下戸囃子保存会の方が大村井流の祭囃子を実演してくれました。
なかなか迫力があって楽しかったです。

まつり会館を出たら、すっかり雨となっていました。雨が降る前に写真を撮れてよかったです。
夜は、川越の居酒屋を旧友と一緒に3軒ハシゴして、午前様になりました。

2017年1月9日(月)雨後曇

昨夜の深酒で朝寝していました。
ここの宿は12時チェックアウトなので、ゆっくりできます。

両国へ移動。
ちゃんこを食べようと思ったのですが、最初に行った店は予約で満員でした。
昨日から初場所が始まっているので、その影響もあるのでしょう。

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別の店に行きました。
鳥ちゃんこを注文。スープは4種類あるのですが、お薦めの醤油味にしました。
ちょっと甘めのスープですが、ええ出汁が出ていて美味しかったです。
ちょっと迎え酒をして、いい気分です。

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ぶらぶらと歩いて、すみだ北斎美術館へ。
去年の11月22日にオープンしたばっかりの美術館です。
建物は、めっちゃモダンです。設計は、妹島和世です。
美術館の前は、葛飾北斎生誕の地です。

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北斎では一番有名な作品、冨嶽三十六景の「神奈川沖波裏」です。
ここの美術館は、企画展と常設展示に分かれています。
常設展のほうは、ほとんどの作品が写真撮影可ですが、すごい人混みで、ゆっくりとは撮れません。

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北斎と娘の阿栄(おえい)です。
こたつの布団をかぶりながら絵を描いています。阿栄が、箱火鉢に添いながらその様子をながめています。 杉戸には「画帳扇面おことわり」との張り紙。柱にはミカン箱を打ち付けて仏壇としています。はきちらかした草履と下駄。火鉢のうしろが炭と食品容器であったかごや竹皮のごみの山となっています。
北斎の筆が動いたので、ちょっとビックリしました。

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北斎は漫画も描いています。
しっかりしたデザインです。

「70歳までに描いたものは本当に取るに足らぬものばかりである。86歳になればますます腕は上達し、90歳ともなると奥義を極め、100歳に至っては正に神妙の域に達するであろうか。(そして、)100歳を超えて描く一点は一つの命を得たかのように生きたものとなろう。長寿の神には、このような私の言葉が世迷い言などではないことをご覧いただきたく願いたいものだ。」とゆう北斎の言葉は届かず、88歳で亡くなりました。
「画狂老人」の号を用いた素晴らしい画家です。

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上野に戻ってきて、黒田記念館です。
入場無料なのが嬉しいです。

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前から見たかった作品、「智・感・情」です。
1900年のパリ万国博覧会で、日本人の洋画では最高の賞となった銀牌を受賞しています。
それぞれのポーズと表情が、胸に訴えかけてくる作品です。

黒田記念館、小さな記念館ですが、足を運んでみることをお薦めします。

あっとゆうまの3日間でした。
また、マイルを貯めてどこか旅したいです。

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焼き松茸・松坂牛すき焼き食べ放題と御在所ロープウェイ [国内旅行]

2016年11月19日(土)雨後曇

いろいろと食べ放題ツアーに行きましたが、今年は松茸食べ放題ツアーに参加だぁ〜!

生憎の雨のなか、集合場所に行ってみたら、人人人です。
バス3台での出発で、びっくりぽんです。松茸食べ放題は大人気なんですね。
雨のなか、休憩をはさんで、いきなり昼食会場です。

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焼き松茸で〜す。
もちろん、外国産でしょうが、思い切り食べました。
香りが、やっぱり無いですが、こんなに沢山の松茸を食べたのは初めてです。

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もう一つの食べ放題、松坂牛すき焼きです。
火力が弱いのが玉に疵。固形燃料は係の人が入れてくれるのですが、回ってくるのが遅いです。
自分で燃料を取りに行くようにして欲しかったです。
思ってたより、松坂牛はジューシーで美味しく、松茸も焼きよりはすき焼きに入れたほうが美味しかったです。

お腹もいっぱいになったところで、湯の山温泉駅へ。
御在所ロープウェイに乗ります。
全長2161m、高低差780m、12分間の空中散歩です。

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雨はやんでくれましたが、雲が多くて残念です。

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湯の山温泉駅に近いあたりは紅葉しています。
雲の切れ間から、少しだけ見られました。
先先週の信州で、旅の運を使い果たしたかな。

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雲の流れが綺麗です。
これもまた風情があって、ええもんです。

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山上公園駅に到着。標高1212mです。そんなに寒くなかったです。
下界は真っ白で何も見えません。
記念撮影だけ、パチリと。

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湯の山温泉駅に戻ってきて、駅付近の紅葉です。
晴れていれば、綺麗かったんでしょうが。

アクアイグニスとゆう施設に行って、片岡温泉にの〜んびりと浸かりました。
アクアイグニアスには、お菓子やパンの店もあり、甘いもの好きの方にはええとこやと思います。

今年は2回紅葉を見ようと欲張りましたが、2回目はあかんかったので、また御在所には来てみたいです。

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秋の信州と御岳ロープウェイ [国内旅行]

2016年11月5日(土)晴

今年の紅葉狩り、どこにしようかと考えて珍しいところにしようとゆうことで、信州に1泊2日で行くことに。
旅行会社のツアーを利用します。

バスで大阪を出発して、昼食を挾んで馬籠宿を目指します。
今回のツアー客は22名の参加です。
私は一人参加ですが、男性の一人参加は私だけなので席を一人占め出来て楽です。

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馬籠宿に到着。
馬籠上陣場です。標高653m、眼前の山は恵那山です。

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高札場です。
高札場とは、幕府や領主が決めた法度(はっと)や掟書(おきてがき)などを木の板札に書き、人目のひくように高く掲げておく場所のことです。
これを眺めながら、旅の安全を願ったのかな。

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上陣場から馬籠宿を下っていきます。
かなりの坂なので、下から上がってくる人は大変です。

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水車がありました。
昔からあるものでしょうか。今は発電にも使われいます。

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馬籠宿から妻籠宿にやってきました。
こちらは平坦な場所なので楽に散策できます。
馬籠と妻籠は、25年前にツーリングで訪れて以来です。
昔の風情が残るところは、ええもんです。

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遠くの山は色づいていて、歩いていて気持ちいいです。
天気もピーカンで気分は最高です。

散策を終え、ホテルに向かいます。
標高の高いところにあるホテルで、ゴルフコースがあります。
相部屋で申し込んでいましたが、男性一人参加は私だけなので、ツインルームを一人で使えてラッキーです。

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夕食は、しゃぶしゃぶ膳です。
左側が牛肉で、右側が豚肉です。
どちらも美味しいです。ワインと一緒に頂きました。

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ホテルの前のもみじが、真っ赤に色づいています。
明日の紅葉狩りが楽しみです。

2016年11月6日(日)晴

今日もピーカンです。
天気に恵まれてラッキーです。

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朝食前にホテルの周りを散歩。
ゴルフコースの樹樹も色づいていて綺麗です。
ゴルフはしませんが、こんな中でプレイしたら気持ちいいでしょうね。

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朝食に朴葉みそがありました。
郷土料理は、旅の楽しみの一つなので嬉しいです。

さて、この旅の魅力の一つがネイチャーガイドが同行してくれることです。
色々な説明を聞きながらの紅葉狩りは一味違うと期待します。
ガイドさんは元林野庁の方で、御嶽山のガイドをしていたのですが、御嶽山の噴火でガイドがなくなり、紅葉狩りのガイドをしているそうです。

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ホテルを後にして、まずは御岳湖です。
愛知用水の水源として造られたダム湖です。
風がなくて水面が鏡のようで美しいです。

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牧尾ダムの上を歩いて、紅葉を楽しみます。
ダムの高さは104.5mです。山のような形のダムで、上の歩道は幅10mです。

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見えている橋は、六段橋です。
次は、この橋の上に行きます。

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六段橋の上からの眺めです。
先週よりも色づきがよくなって、ベストのタイミングだとガイドさんがゆうてはりました。
橋脚が残っていますが、 旧六段橋です。
幅が狭かったので建て直したそうです。

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橋から下を眺めたら、めっちゃ綺麗なコントラストです。
紅葉が綺麗に色づく条件は、寒暖差が大きいことと紫外線が強いことだとガイドさんが教えてくれました。
今まで見た中でも最高の紅葉です。

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旧大島橋の橋脚です。
常盤ダムのダム湖にかかっていました。
戦前の古い橋なので、歴史的建造物として残されたそうです。
ダム湖が美しくないので、イマイチです。

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白川渓谷です。

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こちらも橋の上からの眺めですが、あまりの美しさに身を乗り出ししまいます。
いくら眺めていても飽きません。

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倉越パノラマラインの展望台からの眺めです。
御嶽山の麓にある高原です。標高が高いので、紅葉は終わっています。
広々とした光景に心が洗われます。

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御嶽山が見えます。
山頂は左側で、ここからは見えません。

御岳ロープウェイを目指しますが、朝の時点では風が強く運転していないとの事でしたが、
ロープウェイ乗り場に着いたら運転していてラッキーでした。
今年最後の営業日です。

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頂上駅に到着。標高2150m。
目の前には御嶽山の姿が。

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乗鞍岳です。
雲が多くて、他の山々は見えません。

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中央アルプス方面は綺麗に見えています。
気持ちのいい風景です。
気温は0℃に近く寒いですが、ええ風景を見ながらお昼にしました。
ずっと眺めていたいですが、ツアーの悲しさ。そんなに滞在は出来ません。

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油木美林の中にある、こもれびの滝です。
ここまでは、ほぼ平坦な道です。

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油木美林は、御嶽山の山麓に広がるヒノキの天然林です。
苔むした岩と清流が綺麗です。屋久島の風景にも似ています。
カメラマンの腕がなる風景ですが、ゆっくりと撮影している時間がなくて残念。

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不易の滝です。
御嶽山四合目にある滝です。太古の時代からその「容姿を変えぬ」との由来で、名付けられました。
白糸の滝のような繊細で美しい滝です。

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御嶽山は美しいだけでなく、御嶽信仰でも有名な山です。
丸と三本線は、山丸三マークと呼ばれていて、丸は宇宙を表し、 三本線の真ん中の線は宇宙の根本仏である胎蔵界・大日如来、 上の線は不動明王、下の線は摩利支天を意味しています。

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この当たり一帯には、霊神碑が沢山あります。
霊神碑の建立は、 御嶽山を死後の魂の安住の場とする信仰であり、 死後の霊魂の憩いの場を御嶽に求めようとするものです。

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バスからの眺めも最高です。
山全体が燃えるようです。

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美しい紅葉の眺めで、至福の時間が流れていきます。
大阪に帰りたくなくなり、ずっと旅していたいです。

このツアーは、人気がなく今年は2本だけの催行で、来年あるかどうかとガイドさんは気をもんでいました。
ええツアーやと思うので、多くの人に参加して欲しいもんです。


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名古屋・犬山城と岡崎城 [国内旅行]

2016年9月17日(土)曇

3連休を利用して旅をしようと思います。
石川雲蝶を見に新潟に行きたかったのですが、飛行機のチケットが取れずに、名古屋に行くことにしましたが、こちらも新幹線のチケットが取れず諦めかけていたら、予約キャンセルが出て運良くチケットを取ることが出来ました。予定の時間より早くて喫煙席ですが、1時間少しの乗車ですのでよしとします。

新幹線は、「ぷらっとこだま」とゆうチケットなんですが、乗車券とワンドリンクのサービスが付いています。KIOSKで飲み物と交換できます。500mℓのチューハイにしようと思ったのですが、350mℓしか置いてません。なんか損した気分です。

チケットが取れないくらいなので、満席かと思っていたら、車両はガラガラでした。
どこかがチケットを抑えているのでしょうか。

9時前に名古屋に到着。
明日明後日と雨模様なので、今日は犬山城に行くことに。
名鉄に乗り換えて、30分ほどで犬山駅に到着。

駅からブラブラと歩いて犬山城を目指します。

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旧磯部家住宅です。
緩やかな曲線を描く「起り屋根(むくりやね)」が綺麗です。
間口6.8m、奥行き約58mあります。
うなぎの寝床ですが、間口の広さで税金が決まるので、こういった造りになりました。
ベトナムで同じ事情で、同じような造りの家を見たことがありますが、国が違っても役人や庶民が考えることは一緒なんやなぁと感じました。

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城下町も風情があって、ブラブラ散歩にはピッタリです。

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犬山城が見えてきました。
見てのとおり、小高い山の上に建てられた「後堅固の城」です。

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三光稲荷神社の階段を上がっていきます。

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伏見稲荷ほどではないですが、稲荷神社らしい朱塗りの鳥居のトンネルが美しいです。

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犬山城です。
織田信長の叔父、織田信康により天文6年(1537)に創建されました。
別名の白帝城は木曽川沿いの丘上にある城の佇まいを長江流域の丘上にある白帝城を詠った李白の詩「早發白帝城」(早に白帝城を発す)にちなんで荻生徂徠が命名したと伝えられています。
唐破風が美しいです。付櫓があるのは珍しいですね。

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天守閣からの眺めです。
尾張国と美濃国の境にあり、目の前を流れるのは木曽川です。

城を出て、対岸に向かいます。

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対岸から見た犬山城です。
「後堅固の城」とゆうのがよく分かります。
犬山城は、国宝指定され5城のうちの一つで、現存する日本最古の城です。

城下町に戻ってきて、観光です。

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からくり展示館です。
この作品は「弓曳童子」です。
人形が矢立てから矢を取り、弓につがえ、的を射るという高度な動作を繰り返す、からくり人形です。

ちなみに、「からくり」とは、
からくり[絡操、機関](カラクルの連用形から)①糸のしかけであやつって動かす装置。転じて、一般にしかけ②しくんだこと③絡操人形におなじ=ぜんまい仕掛けで、ねじを回せば動くように造った人形と定義されています。

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どんでん館です。
この車山(やま)は、「壽老臺」です。
車山は犬山祭りで使われます。

犬山祭りは、江戸時代から続く車山の祭りです。全国的に珍しく全ての車山(13輌)に仕掛けも見事な、からくり人形を備え、からくりを針綱神社に奉納します。機会があれば見てみたいもんです。

名古屋に戻ってきて、宿へ。
今回の宿は安さ重視で、第2松竹梅ホステルにしました。
男性専用のホステルで、トイレ・シャワー共同のシングルルームです。
1泊、¥2463です。嬉しい安さです。

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夜は、名古屋で居酒屋の元祖の店に行きました。
名古屋名物の「味噌おでん」です。
ちょっと甘めのお味です。味噌味が合うネタと合わないネタがあるので、まぁまぁかなと思います。

2016年9月18日(日)雨降ったり止んだり

今日は一日雨との予報でしたが、宿を出るときは降ってなかったです。
宿から名古屋駅の方へと歩いて行きます。

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名古屋駅前にある、モード学園スパイラルタワーズです。
服飾学校らしい斬新なデザインです。

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こちらも名古屋駅前にある、ナナちゃん人形です。
プロフィールとしては、昭和48年4月28日生まれで身長が610cm、体重が600Kg、スリーサイズが、バスト207cm、ウエスト180cm、ヒップ215cmとなっています。

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名古屋駅から少し歩いたところに、納屋橋があります。
1610年(慶長15年)の堀川掘削とともに架けられた「堀川七橋」の1つです。
現在の橋は1981年(昭和56年)に架けかえられたもので、前代のものを引き継いだ、中央部にテラスを持つ青銅鋳鉄の欄干が特徴のアーチ橋となっています。

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欄干の真ん中には、堀川開削を行ったとされる福島正則にちなみ福島家の家紋が施されています。

今日は名古屋市内を巡るので、ドニチエコきっぷを購入。地下鉄とバスが1日乗り放題で¥600です。
地下鉄で移動して徳川美術館へ。

今回、旅の行先を名古屋にしたのは、徳川美術館に観たい作品があるのと、国宝犬山城に行ってみたかったからです。

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徳川美術館です。
徳川家康の遺品(駿府御分物)を中核として、徳川御三家筆頭で徳川家康の九男・徳川義直を祖とする尾張徳川家伝来の大名道具を展示公開しています。開館は昭和10年(1935)です。
人気の美術館で、人が多いです。

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「青磁香炉 銘 千鳥」です。
この作品が観たいがために、徳川美術館を訪れたのですが、
1周して、あれ??
どこにあったけっ?と思って、もう1周しました。
ありました。遠くの棚の上のほうに。
香炉の足は見えません。香炉が浮いて見えるのが一つの特徴なのに、なんて展示の仕方でしょう。
ムッチャ、残念です。
人気がないから、残ない展示になっているのでしょう。

気を取り直して、移動して観光。

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名古屋市庁舎です。
近代的なビルに和風の瓦屋根を載せた「日本趣味を基調とした近世式」とされ、一般公募(総数559通)の中から西春日井郡豊山村(現在の豊山町)出身である平林金吾氏の案が採用されました。
中央にそびえる高さ53.5メートルの時計塔が特徴で、二層の屋根を配した塔の頂上には、四方にらみのしゃちを載せ、名古屋城との調和を図った意匠となっています。
平成26年12月に隣接する愛知県庁本庁舎とともに、国の重要文化財に指定されました。

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その愛知県庁本庁舎です。
庁舎の基本設計は、建築家の西村好時氏と当時、東京帝室博物館(現、東京国立博物館)の設計コンペで最優秀を獲得した建築家の渡辺仁氏に委嘱し、両氏の案を基に県建築部営繕課が実施設計を行いました。建築費は当時300万円でした。

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ネオバロック様式が美しい、名古屋市市政資料館です。
入館料が無料なのも嬉しいです。

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入ってすぐ、中央階段室です。
こちらも、重要文化財です。

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会議室です。創建時(大正11年)の会議室を復原しています。
重厚な調度品を置いて、全体に荘重な雰囲気を醸し出しています。
絨毯は、中国天津の一枚織で、一軒家が建てられるほどの高価なものです。
内装が重要文化財に指定されています。

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留置場です。
実は、この建物は名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎として使われいました。
なので、留置場があります。
さすがに留置場は、暗い雰囲気です。

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名護屋港に移動して、南極観測船ふじを見にやってきました。

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タロ・ジロの像もあります。

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第13士官寝室です。
幹部約33人の居室なっています。2人で1部屋です。広さは8畳となっています。

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第2居住区です。
一般乗組員約105人分の居室です。
幹部の部屋でも狭いのに、ここは約150平方メートルの空間に3段ベッド27台、2段ベッド14台が置かれています。狭い宿に泊まったことがありますが、ここはそれよりも狭いです。
出世せな、あきませんなぁ。

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熱田神宮です。
祭神は熱田大神であり、三種の神器のひとつ草薙神剣が祀られています。

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大きな楠がありました。

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二十五丁橋です。
西行法師も休んだといわれる日本最古の石橋です。
石板が25枚並んでいることからその名がつきました。
橋の真ん中でネコが休んでいました。

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大須観音です。
正式名称は真福寺宝生院です。日本三大観音のひとつです。

夜は夜とて、またまた居酒屋に出没です。
でらハイボールが有り、それにしました。確かに、「でら」でした。
名古屋らしいネーミングが嬉しいです。

2016年9月19日(月)晴後雨

台風16号が接近していて、雨を覚悟していましたが、雨は降っていません。
ラッキーです。

宿チェックアウトして、名鉄で岡崎公園前まで行きます。
駅から、ブラブラ歩いて10分ほどで岡崎城に到着。

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岡崎城です。
晴れ間が覗くくらいの、いい天気です。暑いです。
岡崎城は徳川家康の生まれた城として知られています。「桶狭間の戦い」で今川義元が敗死した際に家康(当時は松平元康)が今川氏から独立した城でもあります。江戸時代には家康誕生の城として重要視され、譜代大名が歴代の城主を務めています。

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天守閣からの眺めです。
1959年に鉄筋コンクリート三層五階で復興しました。

岡崎城を出て、岡崎公園内を散策です。

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本多忠勝銅像です。
家康公の四天王の一人として知られています。

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からくり時計です。

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毎時0分と30分になると、家康公の人形が能を舞います。

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表情が変わりました。
良く出来ています。

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家康公銅像です。
1965年の家康公没後350年祭を記念し、彫塑家高村泰正氏により制作されたものです。

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三河武士のやかた家康館です。
「決戦!関ヶ原」は、大型映像と屏風ビジョン、武将のフィギュアによるジオラマ解説になっています。
なんとなくは知っていた関ヶ原合戦ですが、よく分かって良かったです。

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天下人家康公の出世ベンチです。
家康公と一緒に座って、出世しましょう。

岡崎公園を出て、ブラブラ歩いて八丁味噌の郷へ。

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カクキューです。
八丁味噌蔵の見学をします。
土日祝は、毎時00分、30分開始のガイドつきで見学できます。
因みに、日本で八丁味噌をつくっている会社は、二つしかありません。

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カクキューの昔の看板です。
昭和の初めころまで旧国鉄の岡崎駅で使われていたもので、日吉丸(秀吉の幼少時代)と蜂須賀小六が矢作橋で初めて出会ったシーンだそうです。
が、矢作橋が出来たのは秀吉の死後ですので、これは後世の創作話しです。

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明治25年には宮内省への納入を始め、 明治34年12月28日には正式に宮内省ご用達の許可を得ています。 現在その制度は無くなっていますが、今なお宮内庁にはカクキューの八丁味噌が納入されているそうです。

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昔の店頭です。
今の本社の場所に移る前には、東海道沿いにお店がありました。

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味噌を造る作業は昔は重労働で大変でした。

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この仕込み桶は「六尺(ろくしゃく)」と呼ばれていて、天保3年(1839年)にできたカクキューの中で最も古いものです。

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六尺の底には、年号が刻まれていいます。

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甲子蔵の中です。
八丁味噌の製法の特徴は二年二冬(2年間)以上寝かす、天然醸造です。八丁味噌独特の濃厚なしぶみや旨味を出すためには、欠かせない製法です。
桶の上には無数の石が積まれています。総重量約3トン。ピラミッド状に整然と積み上げる石は岡崎の八丁味噌に欠かせない風景です。

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2006年の朝ドラ「純情きらり」で、宮崎あおい演じるヒロインの婚約者の家業が八丁味噌蔵という設定で、カクキューが撮影舞台となったそうです。
ドラマの設定時代(昭和初期)には金属の箍は使われていないので、美術の方が、金属の箍を隠すための「竹の箍カバー」を作りました。よく出来ています。

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カクキューの蔵は全部で七つ。全部で400〜500本程度の桶があります。
2年後、美味しい味噌になるのを待ってるよ。

蔵見学の後は、八丁味噌と赤だしの味噌汁の試飲と、味噌田楽の試食がありました。
美味しかったです。

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カクキューの裏は、八丁蔵通りになっています。
因みに、八丁味噌の由来は、岡崎城から西に八丁(約870m)にある八帖町(旧八丁村)で造られているからだそうです。もう1社のまるや八丁味噌は、すぐお隣にあります。
そちらも見学したかったのですが、時間が合わずに諦めました。

名古屋に戻って、時間があったのです、街歩きです。

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JRセントラルタワーズです。地上51階建です。
2014年に、大阪市のあべのハルカスが出来るまでは、駅ビルとして高さ世界一でした。延べ床面積では現在も世界最大です。

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駅前は、高層ビルが多いです。

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四間道です。
江戸時代の初め慶長15年(1610年)名古屋城築城とともに始まった清須越にともなってつくられた商人町です。 四間道は、元禄13年(1700年)の大火の後、防火の目的と旧大船町商人の商業活動のため、道路幅を四間(約7メートル)に広げたので、その名前がついたといわれています。
改装中なのが、ちょっと残念。

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屋根神さまです。
津島神社、秋葉神社、熱田神宮の三つの神様が祀られています。屋根の上に小さな社を祀るという形態は、名古屋独特のものだそうです。疫病や火災などの恐怖から身を守るために、庶民が祈りを込めて作ったものです。

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円頓寺商店街です。
期限は江戸時代とゆう古い商店街です。
金のシャチホコがあるのが名古屋らしいです。

徳川美術館は、ちょっと残念でしたが、犬山城は良かったですし、岡崎公園も思っていたより良くて、美味しいものも頂けて充実した旅でした。
翌日は、台風16号でかなりの雨が降っていました。1日ずれていたら、観光どころではなかったかもしれません。相変わらず、悪運が強いようです。



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若冲展とホキ美術館 [国内旅行]

2016年4月29日(金)晴

伊藤若冲の生誕300年を記念して、展覧会が東京都美術館で開催されています。
若冲が京都・相国寺に寄進した「釈迦三尊像」3幅と「動植綵絵」30幅(宮内庁三の丸尚蔵館)が東京で一堂に会すのは初めてです。どうしても見たくて、東京に行くことに。

4月から転勤になり、土日祝が休みとなりました。いつもなら平日に旅するのですが、仕方なくゴールデンウィークに旅することとなりました。GWに旅するなんて、子供の時以来と違うかな。

新幹線で新大阪から東京まで。
遅めの出発でしたので、そんなに時間がなく、チェックインしてから迎賓館赤坂離宮に向かいます。

迎賓館赤坂離宮は、毎年夏の10日間、一般公開(参観)を実施していたのですが、今年の4月より、国外からのお客様をお迎えするのに支障のない範囲で、可能な限り通年公開を実施するようになりました。中も見学したかったのですが、予約がすでに終了していて、外からの見学です。

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ヨーロッパの宮殿にも匹敵する立派な造りです。

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どこから見ても重厚で美しいです。
次は中も見学したいです。

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夕食には早かったので、東京都庁に行きました。
展望台に上るのに列が出来ていて、30分待ちです。
GWなので仕方がないですね。
観光客は多いのですが、東京でタクシードライバーをしている友人は人が少ないので仕事にならないとゆうて8連休してます。観光客はタクシーに乗らないのでしょうか?

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前回、東京に来たときは工事中だったスカイツリーも綺麗に見えました。

2016年4月30日(土)晴

さて今日は、千葉まで移動してホキ美術館を訪れます。
ホキ美術館は、日本初の写実絵画専門美術館です。5年前にオープンして、こちらも以前から観たかった美術館です。

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建物もユニークな形をしています。

ホキ美術館5周年記念として、「3つの個性」とゆう企画展が開催されています。
五味文彦、大畑稔浩、島村信之3名の新作を含め、各作家24点ずつ72点が飾られています。

島村信之は観たかった画家なのですが、実物を観たらモデルの手が老けて見えて違和感を感じました。
後で学芸員による解説があったのですが、島村に何故こんな手なのですかと質問したところ、描きすぎてしまうとの答えだったそうで、癖だそうです。癖なら仕方のないところかもしれませんが・・・。

3時間くらい滞在して、じっくりと鑑賞しました。

東京に戻ってきて、スカイツリーに上ります。
スカイツリーは相変わらずの人気で日時指定券を事前に購入しました。

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上る前にスカイツリーを下から眺めて、パチリ。

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角度を変えて、パチリ。
近づきすぎると、天辺が見えません。
キングコングは、エンパイアステートビルに上りましたが、それよりも253m高い634mです。
コングがスカイツリーを見たら、どんなふうに感じたでしょう。

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350mの展望デッキに上るエレベーターの中です。
春夏秋冬をテーマに装飾が施されています。これは、春をモチーフにした「桜の空」です。
桜の花びらの中に蝶が飛んでいます。
エレベーターは分速600mで約50秒で展望デッキへ。

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晴れてはいるのですが、春霞で遠くまでは見えません。
それでも眺めているだけで楽しいです。

そこから展望回廊へ上ります。

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ちょうど夕焼けこやけです。
夕日がキラキラと輝いて綺麗です。

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最高到達点、451.2mです。

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少し雲が出てきて、早目に太陽が隠れてしまいました。

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展望デッキにはガラス床があって、スカイツリーの鉄骨と下の眺めが面白いです。

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ぼちぼち日が暮れて、灯り点し頃となり、夜の街に繰り出しました。

2016年5月1日(日)晴

この旅のメイン「若冲展」へ行きます。
ホテルをチェックアウトして、上野駅まで移動して、東京都美術館へ。

人がゾロゾロ、ゾロゾロ歩いていなぁと思っていたら、ほとんどの人が若冲展へ向かっている人達でした。
開館1時間以上前に着いたのですが、すでに長蛇の列です。そんなに暑い時期じゃなくて、よかったです。夏やったら熱中症で倒れる人が出るんちゃうかな。

少し開館時間が早まって、館内へ。
長蛇の列でしたから、館内は混み混みです。
係のお姉さんが、空いているところからご覧下さい。とゆうてたので、素直にその通りに観ていって、あとから「動植綵絵」のある部屋に戻ってきたら、チョー混み混みでした。素直にゆうこと聞かんかったら、よかったです。

作品の前には何重もの人垣が出来ています。
係の人が、立ち止まらずに進みながらご覧下さいとゆうてますが、誰も聞きません。
アリの這うようなスピードでジリジリと進むのみです。
じっくりと観たいのは分かりますが、ゆっくり進みながら観て欲しいものです。

30幅の作品を観るのに1時間以上かかりました。
並ぶのが大嫌いなので普段なら、もうええゎと諦めるところですが、我慢して観ました。
それほど、素晴らしい作品でした。

芳醇で濃密な色彩の絵は、仏画などに使われる裏彩色によってひときわ鮮やかに表現されています。さらに海外からもたらされた顔料、プルシアンブルーを日本でいち早く使うなど、その作品対する情熱はハンパないです。

徹底的に描きこまれた超絶技巧と、その緻密さに圧倒されます。
最近の研究で、肉眼では見えない点まで描いてるのが発見されたり、人の脳の中で色を認識させたりと、とても人間技とは思えません。若冲は宇宙人やったちゃうやろかと感じました。

「動植綵絵」の他にも、約80年振りに発見された「孔雀鳳凰図」や、ジョープライス・コレクションの「鳥獣花木図」などなど、見どころ満載です。

若冲の言葉に、「千載具眼の徒を待つ」とあるのですが、千年後に理解されることを願ってとゆう意味です。
まさにその通りですね。
千年とはいきませんが、10年分くらいは若冲を理解できたかな?

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3時間以上、たっぷりと若冲を堪能したあとは、横山大観記念館へ。
係のお姉さんが若冲展、いってきはったんですか。
華美な世界もええけど、大観のような素朴な日本画を落ち着いて鑑賞しては、とゆう言葉が印象に残りました。大観の世界に自信を持ってるんやなぁと思いました。
横山大観記念館は、大観が明治42年より生活し、数々の名作を生み出した場所です。

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大きな庭ではないのですが、奥行を感じさせるように工夫された庭です。

確かに若冲は素晴らしいですが、大観の世界も好きやなぁと、ほのぼのとした気分で作品を眺め、大観が生活し制作に励んだ息吹を感じられる、ええ記念館でした。

贅沢な時間の過ごし方をした旅でしたが、濃密な時間を過ごすことが出来ました。
あれこれと観るよりも、じっくり観たので心の奥深くに印象が残った旅となりました。

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ナシフグ・日生ガキ食べ放題と裏大原美術館 [国内旅行]

2016年3月20日(日)晴

ナシフグ・・・どんなフグなんでしょう。
一度食べてみたいと思って3年連続でツアーを申し込んで、ようやく行けます。
今回は4日の日程があったのですが、催行されるのはこの日だけでした。
ナシフグ・・・人気がないんですね。

この日は3連休の中日とゆうことで、高速道路は渋滞です。
30分ほど自然渋滞でノロノロ運転です。

渋滞で時間が遅れているのに、途中なぜか2回も休憩を取って、昼食会場へ。
どこかで見たレストランやなと思っていたら、2年前に日生カキ食べ放題で訪れたレストランでした。

バスの中で、添乗員さんが一生懸命カキの話しをしてはりましたが、このツアーってナシフグがメインとちゃうん???みなさん、牡蠣がメインなんでしょうか?

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てっさで~す。
これが食べたかったんですよね!結構分厚く切っています。
制限時間は45分で~す。

うまい!!!
トラフグよりは柔らかいですが、モチモチしていて美味しいです。3〜4枚いっぺんに食べます。贅沢!
でも、他の人を見ていたら、牡蠣をメインに食べている人の方が多かったです。

てっさ以外では、焼き牡蠣、フグ・牡蠣鍋、牡蠣コロコロ煮、フグ唐揚げ、牡蠣フライ、フグ・牡蠣雑炊が全て食べ放題です。

てっさは美味しいのですが、ポン酢が甘口でイマイチの味で飽きてきました。
鍋はすき鍋で、フグにはもうひとつ。牡蠣を中心に鍋にしました。
なんやかんやと言いながら、てっさは6皿くらい、カキは100個くらいは食べて、大満足です。

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目の前には瀬戸内海が。
旧野崎浜灯明台です。
この建築は日本式木造灯明台で、味野浜と赤崎浜境の入江の埠頭にあり、文久3年(1863)に塩釜明神の御神燈として、また、浜へ出入りする船の夜間照明のための灯台として建てられました。
こうした木造高灯籠形式のものは全国的にも少なく、西洋式灯台に変わる以前の灯台を知ることができる資料として、貴重な遺構となっています。

お腹もいっぱいになったところで、20分の買い物休憩です。
そんな時間はいらないのですが。

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近くには観光船の乗り場があります。
待合室には、ジーンズがズラッと並んでいました。児島は国産ジーンズ発祥の地としても知られています。

休憩後、鷲羽山へ移動。

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鷲羽山では第二展望台から景色を眺めました。
第一展望台まで登れば、もっち景色がいいと思うのですが時間がないので諦めました。
「島一つ土産に欲しい鷲羽山」とゆう石碑が有名ですが、第一展望台にあります。

鷲羽山の名前の由来は、鷲が羽根を拡げて飛ぶ姿に似ているところから名付けられました。
児島出身の常ノ山が入幕前に名乗っていた四股名でもあります。と、添乗員さんが教えてくれました。
通常、添乗員さんは説明しないものなのですが、今回の添乗員さんはバスガイドさん並みに、ようしゃべりはります。相撲ファンですが、私が生まれる前の力士ですので知りませんでした。

その後、関脇まで出世して活躍した鷲羽山は常ノ山の義理の甥にあたります。
こちらは1973年入幕ですので、よく覚えています。小兵ながら多彩な技の持ち主でした。
最近はこういったタイプの力士が少なくなりました。

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ここからは28の島々が見えるそうです。
今は、瀬戸大橋を含めた風景が有名ですが、昔はこんな感じでしょうか。

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瀬戸大橋が入った風景も綺麗です。
瀬戸大橋は上を車が、下を列車が走っています。
自転車、人は通ることが出来ません。残念、自転車で走ったら気持ちいいと思います。

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鷲羽山を眺めた後は、倉敷美観地区へと向かいます。
50分ほどで到着。この日は天気がよく、喫茶店のツタも綺麗です。

みんなは無料のお菓子を食べに行きますが、私は大原美術館に直行です。
大原美術館は再訪ですが、実は現在、東京で展覧会が開催されていて、主だった作品はそちらに行っています。まぁいえば裏大原美術館ですか。

テレビで、東京で展覧会が開催されていても、まだまだ展示する作品はあると豪語していたので、日頃お目にかかれないものが見られるかと期待して訪れました。

「受胎告知」が飾られていた部屋には、なんと彫刻が飾られていました。
この部屋には彫刻は合わないなぁと感じました。ちょっとガッカリでした。
「受胎告知」が大原美術館の主だと改めて感じた次第です。

本館では、他に目を引く作品もなく、前回見られなかった分館、工芸館を見学しました。
ちょっと気になる作品はありましたが、家に飾りたいとまでは思いませんでした。

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朝は寒かったですが、ぐんぐんと気温が上がってきて、ブラブラと散歩するのが気持ちいいです。
川舟のお客さんも気持ちよさそうです。

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有隣荘の緑と空の青のコントラストが美しいです。

帰路につき、途中休憩で集合時間に遅れたお姉さんがいたのですが、謝りもしません。
みんな早く帰りたいのに、ゴメンの一言も言われへんのはどうかと思います。

高速道路では3箇所で事故が起こって20kmの渋滞です。
下道を走ったほうが早いと判断して、下道を通って帰ってきましたが、4時間以上掛かり予定より一時間半以上遅れての到着となり疲れました。
やっぱり、旅行は平日のほうがいいです。

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モネ展と京都市動物園 [絵画鑑賞]

2016年3月11日(金)曇

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京都市美術館で行われている「モネ展」に行ってきました。
京都では、33年ぶりの「印象、日の出」を是非観たいと思って足を運びました。

ゆったりと観たいので、朝一番で観ることに。
早起きして8時20分に美術館に到着。
一番乗りだと思っていたら、すでに一人のおじさんが並んでいて2番手でした。
9時の開館ですが、続々と人がやってきて、開館時には100人以上並んでいたようです。

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ブローニュの森とラヌラグ公園の間にあるマルモッタン・モネ美術館です。
2006年に訪れた時の写真です。その当時はマルモッタン美術館と名乗っていました。

沢山の人が並んでいましたが、散開してゆっくりと作品を眺めることが出来ました。
早起きして来た甲斐がありました。

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「印象、日の出」です。美術館の入口に飾られていたものです。
近くで観たい人用の通路が設けられています。こちらは立ち止まってはいけません。
じっくりと観たい人はその通路の後ろから、立ち止まって観ることが出来ます。
人気の作品は人だかりがして、ゆっくり眺めることが出来ないのが常ですが、この方式はいいです。
他の美術館でも是非採用して欲しいです。

久しぶりに観た「印象、日の出」ですが、全体的に青っぽく感じました。ライティングの加減だと思いますが。
印象派の名の由来となった作品です。何度見てもいいです。
前列から後列からと位置を変えて眺めました。
「印象、日の出」は、3月21日までの期間限定展示となっています。

作品数は少なかったですが、いい作品を眺めることが出来て、いい展覧会でした。

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アトリエでのモネです。
光を捉えようとしたモネらしく、窓からの光が美しいです。

ジヴェルニーの日本の橋とゆう作品で、ジャクソン・ポロックの抽象絵画のような作品があり、
ええなぁと感じ、ポストカードがあれば買うてかえろと思いましたが、ありませんでした。
人とええなぁと感じる点が違うのかな。

早く来たので、昼食にはまだ早く、京都市動物園を訪れました。
動物園に来たのは何十年ぶりでしょうか。京都市動物園は初訪です。
目玉の動物はと係のお姉さんに訪ねてみたら、ヤブイヌとの事でした。
聞いたこともない動物ですが、楽しみに入園。入園料は600円でした。

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トラが気持ちよさそうに寝ています。
ここの動物園はリニューアルして、下から動物を眺めることが出来るようになっていて、面白いです。
動きを見ていたら、ネコやなぁと感じます。

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ワオキツネザルです。
マダガスカルに生息しています。
体温調節が苦手なので、冷え込む朝などに日光浴をして身体を温めます。
この日は最高気温が12℃と寒い日でしたので、日光浴している姿を見ることが出来ました。
両手を左右に広げ、日光にお腹を向ける姿が可愛らしいです。
子供がしがみついてお乳を飲んでいるのが、また愛らしいです。

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ゴリラ舎は人だかりが出来るほど人気です。
この日は、幼稚園の遠足も来ていて賑やかです。
ゴリラの横顔をパチリ。哲学的にさえ感じます。

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ミーアキャットです。
アフリカ南部に生息しています。マングースの仲間です。
立ち姿が有名ですが、立つ理由の一つは、外敵から身を守る為に立ち上がって周囲を見渡すこと、もう一つは、ワオキツネザル同様日光浴でおなかを温めるためだそうです。
こちらの姿も可愛らしいです。

小さな動物園ですが、久しぶりの動物園で童心に帰って楽しくて2時間ほど過ごしました。
あっ、ヤブイヌですが、背中を向けて寝ていて顔を見ることは出来ませんでした。
ヤブイヌはイヌ科の動物で、その中で最も原始的な種とされているそうです。
写真で見た感じでは、アナグマに似た感じでした。

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