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ゴッホ展と運慶展 [国内旅行]

2017年11月18日(土)曇時々雨

運慶展が観たくて東京に行こうと思っていたのですが、貧乏人なので旅費が嵩むのが痛いです。
夜行バスが安いかなと考えながら探していると、LCCで東京から大阪の安い便がありました。
行きは貯まったマイルで片道無料で行けるので、東京行き決定。

行きは伊丹発8:00の便です。
出発45分前に空港着。座席指定もしていたので、すぐに保安検査場に向かいましたが、長蛇の列。
今まで見た中で一番長かったです。
それでもスムースに進んで15分くらいで検査完了です。

定刻よりも10分遅れの出発で、羽田着は15分遅れで9:25に到着。

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先ずは、時間調整でフジテレビへ。

昔はテレビ好きでしたが、今は落語や漫才などは見ますが、ドラマやバラエティは全く見なくなって、どの番組案内を見ても胸に刺さるものがありませんでした。
テレビっ子じゃないんやと実感しました。

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唯一興味を引いたのはサザエさんだけでした。

フジテレビから上野公園へ移動。

東京都美術館の「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」へ。
この日は1月並みの気温で、しかも雨との天気予報。
ゴッホ展は混雑して入場待ちかもと思って厚着してきましたが、入場制限は無く、すぐに入れました。
朝早くは混んでるやろと思って、お昼前に来たのがよかったのかもしれません。
しかも混雑していると覚悟していたのですが、会場内もかなり空いています。
ガラガラとは言いませんが、ガラくらいです。
離れて絵画を眺めて、近づいて眺めてと、最近はとんと出来なかった鑑賞が出来、絵画ってこうやって鑑賞するのが本来の姿やなと感じました。

ゴッホの作品以外にも影響を受けた浮世絵の作品もあり、対比して見比べてみると面白かったです。

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お次は、この旅のメイン。「運慶展」です。
会場は東京国立博物館です。今年は、正月以来2回目の訪問です。
こちらも行列覚悟で来ましたが、入場制限は無かったです。
しかし会場内は激混みです。

作品の周りは人だかりです。
でも、絵画と違って、ぐるり360°から鑑賞できるので、ましです。
そう、お寺さんだと前から観るだけですが、ぐるりと鑑賞できるのが、また魅力の展覧会です。
運慶は、鎌倉新様式を築いた鎌倉時代の仏師です。
それまでの仏像の主流であった定朝様式から、豪放な力強さと写実に特色があり、その力強さと写実的な作風が東国の武士たちに好まれました。

運慶のデビュー作から、素晴らしい作品が並んでいます。
周りからは、かっけー、すごーいとゆう賞賛と驚きの声声。

私が一番感動したのは、「無著菩薩立像」と「世親菩薩立像」です。
無著・世親は4〜5世紀ごろ、インドに実在した高僧の兄弟。
興福寺では、平氏の南都焼き打ち後の1212(建歴2)年ごろに造られ、北円堂の本尊・弥勒如来像の左右に立つ。
無著像(高さ1.95m)、世親像(高さ1.92m)とも生きているような迫真性から、鎌倉時代の代表作として、日本史の教科書にもしばしば登場します。

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無著は袱紗を手にしていますが、中には何が入っているのでしょうか。
透徹した目が威厳を表しています。
背中から見ても無著と分かり、無著さんと声をかけたくなる雰囲気です。

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世親は、眉間に皺を寄せて、何かに耐えるような表情です。

運慶展を堪能して、宿に向かおうとしてところで、東博のロッカーに明日の飛行機のボーディングパスを忘れた事に気づきました。
急いで戻りましたが、ロッカーはすでに次の人が使っていて、ふさがっています。
インフォメーションで落し物の届けがないか聞いてみましたが、届いていません。
ロッカーの中を確認できませんかと聞いてみましたが、無理とのこと。
ロッカーを使っている人が帰ってくるか、会場が閉まってから来て下さいと言われましたが、金土は21時までの開場ですし、ロッカーを使っている人も今入場されたばかりで、何時間も帰ってこないと思われます。

明日の朝は早起きしなくてはいけないので、あきらめて宿へ。
自分のどんくささに情けなくなります。

気を取り直して、鶯谷駅の近くにある居酒屋へ。

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白レバーの炙りたたきです。
新鮮なレバーで美味しいです。

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名物の牛テール煮込みです。
寒い日は、あったかいものがご馳走です。

2017年11月19日(日)晴

早起きして、宿をチェックアウト。
予定より早目に成田空港へ向かいます。

今回利用のLCCは、バニラエアです。
第3ターミナルを利用していて、駅から730mと遠いです。
歩いて10分くらいは掛かります。

係りの人にボーデイングパスの再発行方法を聞くと、カウンターで予約番号をゆうか、支払ったクレジットカードがあればとの事ですが、支払いはクレジットではないし、予約番号は覚えていません。

諦めかけた時に、予約案内がメールで来ていたのを思い出して、急遽スマホでメールを探します。
普段はパソコンでメールしていますので、スマホでするのは初めて。
メルアドとパスワードを思い出しながら入力するのですが、スマホ入力は苦手やし、出発時間が迫ってくるし、アセアセです。
なんとか予約番号が分かり、カウンターへの行列に並びますが、長蛇の列。

バニラエアでは、カウンター手続きは出発の30分前までとなっていますが、残り10分しかありません。
機材繰りの関係で遅れを出すわけにいかないからだと思います。
が、並んでいるのは千歳行きと関空行きの客ばかりで、これはバニラエアの処理能力とお客さんの対応の悪さで、時間が掛かっているようです。

LCCは安さが魅力です。
しかし、安いから飛行機の利用に慣れていない人も多く利用していて、カウンターで荷物が重量オーバーになっていて、スーツケースをひっくり返している人もいて、利用前に利用方法をよく勉強して欲しいとお願いしておきます。

そんなこんなで、なんとかボーデイングパスの再発行が出来、急いで保安検査場は。
すでに搭乗は始まっています。
飛行機までは、連絡バスでの移動です。
なんとか機上の人となりました。
出発は結局、遅れていました。

バニラエアは関空では第1ターミナルに着きました。
関空での利用は便利です。


教訓。予約番号はどっかにメモしておきましょう。



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