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名古屋・清洲城と知多半田 [国内旅行]

2017年10月7日(土) 雨のち曇

3連休を利用して名古屋へ行くことに。
去年と同じく、ぷらっとこだまで行こうと思ったのですが、予約が取れず。
どうしようかと思案していたら、新幹線自由席用早特往復きっぷとゆうのを見つけました。

新幹線自由席用早特往復きっぷは、東海道新幹線を「のぞみ号」「ひかり号」「こだま号」の自由席で往復できる割引きっぷです。1ヶ月前から販売していて、販売初日に買いにいったら購入できました。有効期間は3日間で、3日以内に往復しなければなりません。料金は9150円です。

とゆうわけで無事、名古屋へ出発。

新大阪始発の便で、さらに「こだま号」にしました。
自由席の車両数は、のぞみが3両、ひかりが5両、こだまは10両と自由席のほうが多いです。
出発5分くらい前に乗りましたが、車内はガラガラでした。

名古屋駅のコインロッカーに荷物を預けようと思ったのですが、駅構内のロッカーは空きがなかったです。
3連休なので人出が多いようです。

まずは、清洲城を目指します。
JR、名鉄、どちらでも行けますが、駅からは少し歩きます。

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清洲古城跡にある、「織田信長公をお祀りした小社」です。
ひっそりと建っています。

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清洲城です。
「千と千尋の神隠し」に出てくる「油屋」のモデルになったとの話もありますが、似ているとは思いませんでした。

会社の人に清洲城を見に行くとゆうたら、なんでそんなとこに行くねんと突っ込まれましたが、城内は映像メニューなど豊富で歴史が分かって楽しいです。「清洲会議」の解説もあり興味深かったです。入場料は300円です。

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天守閣からの眺めです。
名古屋駅から近いです。

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新幹線に乗っていると清洲城がよく見えます。
とゆうことは、清洲城からは新幹線がよく見えます。

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清洲公園にある、「信長公出陣の像」です。
信長公が弱冠27歳の時に、清州城より桶狭間へ向かって出陣せんと、意気すでに今川の大軍を呑んでいるところを表現した像です。首にかけた数珠は、味方の士気を大いに高めたと言われています。
信長公の視線は桶狭間を向いています。
美濃斉藤道三の娘の濃姫が出陣を見送っています。

名鉄に乗って、有松に移動です。
有松は江戸時代の面影を残す町です。

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服部家住宅です。
荷造りのための作業場や倉庫群がある有松の絞り問屋を代表する建物で、屋号を「井桁屋」としていました。江戸末期から明治元年までに建てられたものと伝えられ、1964(昭和39)年に愛知県指定文化財となっています。

主屋は木造2階建の塗籠(ぬりごめ)造、たちの低い2階は虫籠(むしこ)窓になっていて卯建(うだつ)があがっています。

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有松山車会館の見学です。入場料は200円です。
唐子車山車です。
有松には東町の布袋車(ほていしゃ)、中町の唐子車(からこしゃ)、西町の神功皇后車(じんぐうこうごうしゃ)の3台の山車があり、ここでは1年交代で1台ずつ展示されています。

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竹田家住宅です。
主屋は1階が連子(れんじ)格子、2階は虫籠(むしこ)窓のある黒漆喰の塗籠(ぬりごめ)造、腰は海鼠(なまこ)壁で土蔵も黒漆喰塗りです。

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のれんは、有松絞りで出来ています。
有松絞りの歴史は、尾張藩が有松絞りを藩の特産品として保護し、竹田庄九郎を御用商人に取り立てたことからはじまりました。

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岡家住宅です。
1階は連子(れんじ)格子と海鼠(なまこ)壁、2階の窓は虫籠(むしこ)窓の塗籠(ぬりごめ)造りとなっています。

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小塚家住宅です。
主屋1棟・蔵2棟・茶室1棟の構成で、連子格子・なまこ壁・虫籠窓・塗ごめ造り・卯達が見事なまでに整った建物です。

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祇園寺の境内です。
33観音石仏がありました。

有松は、こじんまりとした町ですが、古い町並みが好きな人にはお薦めです。
また、重要伝統的建造物群保存地区に指定されていますが、愛知県では有松と足助の2箇所だけです。

名古屋に戻ってきて、宿へ。
去年と同じく、第2松竹梅ホステルにしました。
男性専用のホステルで、トイレ・シャワー共同のシングルルームです。
1泊、2674円です。去年より211円高いです。時期によって値段が変わるのでしょう。

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名古屋駅の近くにある居酒屋へ。
朴葉味噌焼です。
お酒がすすみます。

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大アサリ焼です。
カウンターだけの小さな店ですが、地元の人がたくさん来ていて、料理はどれも美味しく良心的な値段のええ店でした。

2017年10月8日(日) 晴

今回、名古屋に来たメインの目的は、「長沢芦雪」を観るためです。
会場は、愛知県美術館です。

10時からの開場で、10分前に着きました。
100人も並んでいなくて、メッチャ人気とゆうほどでもないです。
その分、ゆっくり観られていいです。

長沢芦雪は、円山応挙の弟子で、師とは対照的に、大胆な構図、斬新なクローズアップを用い、奇抜で機知に富んだ画風を展開した「奇想の絵師」の一人です。

芦雪は、応挙に何度も破門されたそうですが、真面目な応挙にとって、ちょけたところのある芦雪の言動が気に入らなかったのかもしれません。
同じく、ちょけたところのある私は芦雪の作品を観て、好きになりました。

長沢芦雪展、素晴らしかったですが、昨夜飲み過ぎて、ボォーッとしながらの鑑賞で、美術鑑賞の前は飲み過ぎ注意です。

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会場を出たところで記念撮影です。

昨日の有松に続いて、古い町並み散策です。
名古屋市内にある、「文化のみち」に行きます。

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旧豊田佐助邸です。
豊田佐助は、発明王・豊田佐吉の弟で佐吉を支えた実業家です。当時、長塀町に佐吉邸、白壁町に豊田喜一郎邸と豊田利三郎邸もありましたが、現存するのはこの佐助邸のみでる。佐助邸は、大正12年(4年の説も)に建てられた白いタイル張りの木造の洋館と広い間取りの和館で構成されています。

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欄干が波打ったデザインで、オシャレです。
ガウディを連想しました。

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お隣にある、旧春田鉄次郎邸です。
アールヌーボーの余韻漂う洋風数寄普請。陶磁器貿易商として成功し、太洋商工株式会社を設立した春田鉄次郎が武田五一に依頼し、造った住宅と言われています。 春田邸は昭和22年(1947)から昭和26年(1951)まで米軍第五航空隊司令部により一時接収されました。
1階は、レストランになっていて、この日は結婚式のパーティが開かれていました。

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文化のみち橦木館です。
大正末期から昭和初期にかけて建てられた、陶磁器商として活躍した井元為三郎の旧邸宅です。

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手吹きによる歪みのある窓ガラスや、さりげなく使われているステンドグラスが綺麗です。
戦災でこの建物の前までは焼け野原になったそうです。

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文化のみち二葉館です。
日本初の女優と謳われた川上貞奴と、 電力王と称された福沢桃介が、大正から昭和初期にかけて暮らしていた邸宅を移築・復元しました。

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螺旋階段が素晴らしいです。
映画のセットのようです。今にも、そこから女優がおりてきそうな雰囲気です。

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大広間南側にある「踊り子」。天女が躍るようなデザインはライトを浴びて舞台に立つ貞奴をイメージしてつくられたものでしょうか。

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こちらは、大広間西側にある「初夏」と題されたもの。水辺に咲くシャクナゲやユリなどの花を色彩豊かに描いた美しいステンドグラスです。

「文化のみち」は、名古屋城から徳川園に至るエリアです。
今日は、白壁町・主悦町・撞木町を散策しました。大正ロマンの風情が残る町並みが素敵でした。
訪れる観光客は少ないですが、外国人の方が訪れていたのには、感心し嬉しかったです。

2017年10月9日(月)曇

宿をチェックアウトして、名鉄で知多半田へ。

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知多半田駅の近くにある、旧中埜家住宅です。
中埜家は近世以来の旧家で、住宅は第10代中埜半六が別荘として建てたものです。
木造煉瓦造の2階建、屋根は天然スレートで葺いています。寄棟造の大屋根と複数の切屋根、ハーフティンバーの壁面により、変化に富んだ外観となっています。中は見学できません。

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國盛酒の文化館です。
1985年、中埜酒造(株)が新工場を完成、稼働したのを機に創設したお酒の博物館です。
見学は無料ですが、予約が必要です。

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蒸米・放冷(むしまい・ほうれい)です。
甑(こしき)に米を運び入れ、大釜で蒸します。蒸し加減は、蒸米の一部を手に取り「ひねり餅」にしながら確かめ、蒸米を分司(ぶんじ)でひろげ、用途に合わせて冷やします。

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酛づくり(もと)です。
麹・蒸米・良質の水を一定の割合で半切(はんぎり)に分けます。
杜氏たちは酒づくり唄に合わせて櫂(かい)でゆっくりとていねいにかきまぜます。

酒造りの様子がジオラマで展示されています。
ゆっくりと見たいのですが、説明のお姉さんが早く進んでいくので、ゆっくりと見る時間はないです。

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燗付器です。
中にお湯を入れて、その周りをお酒がめぐって温める仕掛けになっています。
面白いですが、温度調節が、ほぼ一定になるので、お燗番がつけるほうがいいと思います。

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アミダです。
酒造道具や材料の上げ降ろしに使っていました。
阿弥陀さんの光背に似ているので、この名前がつきました。

見学のあとは、お楽しみ試飲タイムです。
3種類のお酒を試飲しました。ここでしか手に入らない物もあり、食指が動きましたが、生酒で保存がきかないので購入しませんでした。

國盛酒の文化館の見学が終わって、次はミツカンミュージアムの見学です。
2時間ほど、時間があるのでブラブラと散策です。

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ちょっと遠かったですが、半田赤レンガ建物まで歩きました。
半田赤レンガ建物は、明治31年(1898年)にカブトビールの製造工場として誕生。明治時代に建てられたレンガ建造物としては日本で五本の指に入る規模を誇りました。ビール工場の遺構は現存数が極めて少ないため、その意味でも貴重な建造物です。

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元の場所に戻ってきて、小栗家住宅です。
明治初年頃の建築と推定される主屋は、寄棟造り棧瓦葺の屋根を持つ二階建の建物です。
二階の床を支える太い梁材には、縦縞状についた筋目が目立ち、正面には2間幅の堂々たる式台が望まれ、同家の格式を高めています。

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今回、名古屋に旅に来た2つ目の目的、ミツカンミュージアムです。
仕事関係で、この建物を目にして観たいと思ったのと、展示が面白そうと思いました。
のれんが下がっているのが美しいと思ったのですが、ハロウィンバージョンで、のれんはなかったです。

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ミュージアムの見学は予約制で、時間があったので近くの半田運河をブラブラと散策。
気持ちのいい風景です。

予約時間まで、まだ時間があったのですが、中の展示を見ようと思ったら、30分前の見学に空きが出来たので早目に見学させてもらえました。ラッキーです。入場料は300円です。

ミツカンミュージアムは人気で、私が1ヶ月前くらいに予約したときは、12時30分の見学しか空きがありませんでした。早目の予約をお薦めします。

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まずは、「大地の蔵」です。ここは江戸時代の酢造りと現在の醸造の様子を見られる場所です。

半田市のある知多半島は、江戸時代から日本有数の酒造り地域で、酒以外にも、味噌や醤油、酢などの醸造品も作られてきました。ミツカングループの創業家である中埜(なかの)家も、もともとは酒造りをしていて、酒造りの過程で余る酒粕の有効利用として酢造りを始めたということです。

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このフロアでは最後に「フロアの真ん中に置かれた大きな桶を覗いてみてください」とガイドさんが呼びかけて、「3、2、1」とカウントすると・・・、見学者の「おぉ!」という驚きとともに桶の中に現れたのは、現代の酢造りのフロアです。なかなか憎い演出です。

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「風の回廊」と呼ばれるエリアです。
半田市の懐かしい情景が収められた写真を見ることができます。
フロアの中央に飾られたのれんが美しいです。半田の山車31台分の法被をモチーフにして作られています。

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暗いなかを、「時の蔵」に入っていくと、光がさして巨大な船が現れます。
江戸時代に半田から江戸まで酢などを運んだ「弁才船(べざいせん)」を実寸大で再現したものです。長さ約20m、重さ約20t。これでも当時は小型だったとのこと。

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時の蔵」の壁には、ミツカングループの歴史が絵巻物のように描かれています。
19世紀初頭の江戸で現代の握りずしの原型である「早ずし」が誕生した頃、「早ずし」に合う酢として江戸で販路を拡大していったそうです。米酢よりも安く、甘みと旨味のある粕酢は、江戸の有名すし店も使うほど人気だったそうです。

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お馴染みのミツカンマークですが、創業家の中埜家の家紋からミツカンを考案しました。
中埜家の家紋は、三本線を〇で囲んだものです。この三本の線を「ミツ」とよみ、〇を「カン(環)」とよんで合わせて「ミツカン(三ツ環)」となったそうです。
なお、現在のミツカンマークの上の三本の線は、お酢の命と言われる「味」「きき」「香り」を表わし、下の「まる」はそれらを「まるくおさめる」という意味も込められています。

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弁才船に、みんなで乗り込んで江戸時代にタイムスリップです。

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今は、2017年10月9日12時46分。

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江戸時代の風景が次々と現れます。
風が吹いて映像と相まって、迫力があります。

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見学を終えて、「光の庭」エリアへ。
目の前に広がる膨大な数の握りずし。
その名も「すし大陸」。20種類以上の握りずしが1,000貫以上並ぶ光景は楽しいです。

他にも、すし屋になって、紙粘土をしゃりに見立てて、すしを握ったり、記念撮影が出来ます。
子供さんは、一番楽しいエリアかと思います。

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ここでも、ハロウィンの飾りつけで季節感を表していました。
ミツカンミュージアム、いろいろと楽しい仕掛けが一杯で勉強にもなり、お薦めです。

半田での観光も終え、帰路に着きました。
ミツカンミュージアムの見学が早目に終わったので、帰る時間も早目になりました。
新幹線は自由席ですので、こうゆう時間変更には対応できるのはメリットだなと感じました。
名古屋から座れるかなと思いましたが、のぞみでも自由席は空いていて、新大阪まで楽につきました。

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潜水士 試験 結果発表 [資格取得]

2017年11月2日(木)

今日は先日試験を受けた「潜水士」の結果発表の日です。
近畿安全衛生技術センターのホームページで確認しました。

自分の番号があるのを確認して、ほっとしました。
2年振りの資格試験で、いまいち勉強のはかどりが芳しくなかったですが、
合格できてよかったです。

合格率は驚きの89%!
若くてやる気のある受験者が多かったのが要因かと思います。

この免許を今の仕事で使うことはないでしょうが、上司からおめでとうと言われて、
勉強してよかったなと感じました。

来年は、何を受験しようか、興味を引くものを探そうと思います。

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