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ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 [絵画鑑賞]

2014年10月22日(水)曇後雨

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展覧会の中間くらいで水曜日で天気が悪いと悪条件(ええ条件)が揃って、
京都市美術館へ「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」を見に行ってきました。
予想通り、客の入りは3~4分程度で、なんとかゆっくり鑑賞できました。

ジャポニスム(仏: Japonisme)とは、ヨーロッパで見られた日本趣味のことです。
江戸時代の浮世絵や万国博覧会(パリ万博)に出品された工芸品が、19世紀後半から20世紀初頭にかけてパリを中心に一大旋風を巻き起こし、当時のほとんどの作家に少なからず影響を与えました。

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喜多川歌麿「母子図 たらい遊」 と メアリー・カサット「湯浴み」 です。
こうして比較して見てみると影響を受けたのが、よく分かります。
カサットの作品は1891年頃となっていますが、それまではこうした場面を描くことはなかったです。

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今回の目玉とも言える、モネの「ラ・ジャポネーズ(着物をまとうカミーユ・モネ)」です。
モネが第2回印象派展(1876年)に自分の奥さんに和服を着せて描いた作品です。
金髪はカツラだそうです。
一年以上に渡る修復を終え世界初公開となっています。

231.8x142.3cmの大作です。
モネはジャポニスムの影響を最も受けた画家の一人だと思いますが、
はっきりとした日本調の絵画はこれ一点です。
他の作品は、モネの中でジャポニスムを昇華させていったのだと思います。

モネのファンも沢山見に来ていたみたいで、
パリのオランジュリー美術館がよかったなどと話されていました。
200点以上ある睡蓮の作品の中でも、オランジュリーの睡蓮は特別だと感じました。

他にも、ゴッホやムンクなどの作品が浮世絵の影響を受けていのを比較して見せてくれて、
大変興味深く面白かったです。

美術館を出ると雨になっていました。
帰り道の沿道は人が多いなと思っていたら、今日は時代祭の日でした。
雨降ってるし、コンデジしか持ってこなかったので、見学せずに帰路につきました。

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