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ラックシステム「お祝い」 [芝居]

ラックシステム15周年記念公演第二弾 「お祝い」を観に行ってきました。
前回と小屋が変わって、今回の小屋はABCホールです。


舞台は、
昭和12年、大阪船場にある「岡崎商店」。
布団の問屋の分家で、分家したばかりの若旦那、
岡崎陽介(20才)が経営している。

性格は生一本で、大学では考古学を学んでいた陽介。

ある日、陽介の妹である晴香が学校で初潮を迎えたとの噂を、
女中のお絹が聞きつけて来て、
男ばかりの店員たちは晴香の帰りをどう迎えるかで、てんてこ舞い。

お赤飯や紅白饅頭の準備に走り回っていると、
そこへ陽介の友人の島村優平が、
晴香が交通事故に遭って亡くなったと知らせに飛び込んでくる。
その日以来、陽介がお赤飯を食べることはなくなった・・・。


晴香が事故にあったのは、初潮になったことを男の子たちにからかわれて
道路に飛び出したせいだったと知った陽介は、
生理への偏見を無くすため、布団屋をたたみ、生理用品の開発に奔走する。

生一本な性格で、研究熱心なあまり近所からは、
「変人倶楽部」と陰口を言われながらも研究・開発を進めていく。


そんな中、遊び人である優平の紹介で、陽介は亜紀という女郎と知り合う。
優平の猛反対を押し切って、陽介は亜紀と結婚。


苦労を重ね開発した生理用品、婦人団体へのプレゼンテーションも大成功に終わり、
さあ、これから!という時に、日本が戦争に突入。
商売は頓挫してしまう。


やがて戦争が終わり、GHQの助力もあり、商売は順調に。


そして亜紀との間に出来た子供は、
「晴香」と名付けられ、十四歳に成長している。
仕事から帰ってきた陽介は亜紀にこう告げられる。


「お父さん、今日晩ご飯、お赤飯やよ。」と。




冒頭から泣かされ、戦争の悲惨さに怒り、
そして、ラックシステムらしく笑いも随所にちりばめられいます。

「お祝い」は、今回で4回目の公演となります。
私は初見でしたが、また見てみたいと思うような、
内容の濃いお芝居でした。

芝居のラストが、大阪と東京で違うそうです。
両方を見られないのは残念です。


日替わりゲストは、この日は、
「ダイナマイトしゃかりきサーカス」でした。
素敵な歌声で素晴らしかったです。



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